ECツールを比較検討している方のなかで、Shopifyの機能や料金について知りたいという方もおられるのではないでしょうか。
Shopifyを利用すれば、起業して間もない個人事業主や売上を拡大したい中小企業の方でも、有用なECサイトを簡単に開設できます。
本記事では、Shopifyの主な機能や料金プランについて解説しています。また、Shopifyを利用するメリット・デメリットについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。⇒レイアップに相談する(無料)
Shopify(ショッピファイ)とは?
参考:Shopify
Shopifyは、誰でも簡単にオンラインストアを立ち上げられるEコマースプラットフォームです。
専門知識がなくても、直感的な操作でECサイトの構築が可能で、世界中で数百万人の事業者に利用されています。
Shopifyは、ウェブサイトのデザインや決済手段、ホスティングサービスなど、オンライン販売に必要な機能をワンストップで提供しているのが特徴です。
また、Shopifyは多国籍企業として、多くの国で展開されており、オンライン販売のほかに実店舗でも利用できるPOSシステムも導入しています。
Shopifyの主な機能は7つ
次に、Shopifyの主な機能について解説します。それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
1.マルチチャネルプラットフォーム
Shopifyは、さまざまな外部サービスとの連携により、広範な販売チャネルを活用できるマルチチャネルプラットフォームです。
これにより、オンラインストアをはじめ、FacebookやInstagram、Amazonなど、さまざまな経路を通じて商品を販売できます。
とくに、SNSは多くのユーザーが日常的に利用しているため、視認性が高く、商品認知度を効果的に拡大できます。
さらに、ブログに購入ボタンを埋め込めば販売機会が広がるため、Shopifyの連携機能を活用し、さまざまなチャネルを効果的に駆使しましょう。
2.ショッピングカート
Shopifyでは、顧客に安心かつスムーズな購買体験を提供するため、先進的なショッピングカート機能を備えています。
高度なセキュリティ対策としてSSLサーバー証明書(256ビット)を使用し、クレジットカード決済を含む100種類以上の決済方法をサポートしています。
さらに、多言語に対応しているため、世界中のユーザーが利用できる環境も魅力です。これにより、ショップ運営者は信頼性の高いサービスを提供でき、顧客満足度の向上が図れます。
3.マネージメント
Shopifyでは、豊富な管理機能を駆使して、顧客やオンラインストアの情報を効率的に管理できます。
顧客アカウントやプロフィールの管理を始め、購入履歴を活用して顧客グループを形成し、効果的なマーケティング活動を展開できます。
また、メールテンプレートのカスタマイズ機能により、自動送信メールを自社ブランドに合わせて調整可能です。さらに、スマートフォンを使ったストアの更新や在庫管理、顧客対応なども容易です。
4.コンテンツマーケティング
Shopifyは、ECサイト運営において多彩なマーケティングおよびSEO機能を提供しています。これらの機能を活用すれば、商品やサービスの魅力を効果的に伝えることが可能です。
具体的には、検索エンジン最適化(SEO)、サイトマップの自動生成、割引管理、Google広告クレジットの入手、商品レビューの管理などが含まれます。
また、SNSとの連携も容易にでき、新規顧客の獲得につながる効果的な情報発信が可能です。
5.商品管理
Shopifyの商品管理機能では、商品に関するさまざまな設定が可能です。
たとえば、商品詳細の登録や、複数のバリエーション(異なるサイズや色)の作成が可能で、商品ページに表示される情報を自由にカスタマイズできます。
さらに、在庫数の追跡や、在庫切れ時に自動的に販売を停止する機能も備わっています。
デジタルコンテンツの販売や定期購入といった特殊な販売方法にも対応しているため、さまざまなビジネスモデルへの対応が可能です。
6.ストア分析
Shopifyは、ストアの運営において非常に強力な分析機能を提供しています。これにより、販売データの管理やマーケティングの改善を効率的に実施できます。
また、標準の機能として、ダッシュボードで販売状況や注文数、トラフィックの動向を一目で確認でき、詳細なレポートの生成も可能です。
さらに、Googleアナリティクスとの連携により、訪問者の動向や流入経路を詳細に追跡し、広告キャンペーンの効果を正確に把握できます。
7.モバイルアプリ
Shopifyのモバイルアプリでは、注文の受付や在庫管理、発送手続き、返品対応、そしてアフターサポートまで、どこにいてもスマートフォンから簡単に操作可能です。
オフィス外でも、ビジネスの進行をスムーズに行えるため、日々の業務が効率化します。
このように、Shopifyのモバイルアプリであれば、出先や移動中でもビジネスチャンスを逃す心配がありません。
Shopifyの主な料金プランは3つ
Shopifyでは、「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」といった3つの主要プランに加え、エントリーレベルの「Shopify Lite(ショッピファイライト)」や、大規模な企業向けの「Shopify Plus(ショッピファイプラス)」を含む、計5つのプランが提供されています。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | Shopify Lite | Shopify Plus | |
月額料金 | 29ドル | 79ドル | 299ドル | 9ドル | 2,000ドル |
これらのプランは、すべて月額料金で利用でき、初期費用は一切必要ありません。
それぞれのプランは、異なるニーズに対応しており、ビジネスの成長に応じて柔軟な選択が可能です。
ここでは、主要な3つのプランを解説します。
1.ベーシックプラン
Shopifyのベーシックプランは、豊富な機能を備えた越境EC対応のサービスです。
とくに、これからネットショップを始める個人事業主や小規模チームに適しており、低コストでプロフェッショナルなECサイトを開設・運営できます。
このプランでは、ブログ投稿やテーマの編集も可能で、多数のアプリも導入できるため、柔軟にサイトをカスタマイズできます。
2.スタンダードプラン
スタンダードプランは、より多くのスタッフアカウントや在庫ロケーションが必要な成長中のネットショップに適したプランです。
このプランでは、スタッフアカウント数が増加し、各アカウントにカスタマイズされたアクセス権限を設定できます。
また、ベーシックプランでは提供されていないレポート機能が追加されており、効率的な運営をサポートします。
売上の向上やスタッフの増加に伴い、業務の効率化を図りたい事業者におすすめのプランです。
3.プレミアムプラン
プレミアムプランは、大規模なオンラインストアの運営に最適なオプションです。
スタンダードプランよりも多くのスタッフアカウントを追加でき、複数の在庫ロケーションにも対応しているため、効率的な在庫管理が可能です。
また、レポート機能が充実しており、詳細なデータ分析を通じて、ビジネスのパフォーマンスを深く理解できます。
さらに、Eコマースオートメーションの活用により、手作業のプロセスを自動化し、業務効率を大幅に向上させられます。
Shopifyを利用するメリット・デメリット
次に、Shopifyを利用するメリット・デメリットについて解説します。
|
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
メリット
Shopifyは、低コストで簡単にECサイトを始められるプラットフォームとして多くの企業に選ばれています。
初期費用がかからず、月額費用もベーシックプランなら手頃な価格で利用可能です。
また、さまざまな機能を追加できるアプリが豊富で、カスタマイズ性にも優れているため、事業の成長に合わせて柔軟に対応できます。
越境ECへの対応力も高く、海外市場への展開を考える企業にとっては非常に魅力的な選択肢になっています。
デメリット
Shopifyは、多くの機能が日本語で利用できる一方で、一部の管理画面やデザインテンプレートは英語で提供されています。
とくに、海外製のアプリでは英語のみの説明が多く、英語力が求められる場合があります。
また、より高度なECサイトを運営する際には、HTMLやCSSの知識が必要です。さらに、日本市場向けの機能が一部不足している点も、ユーザーにとって課題になる場合があります。
Shopifyとはでよくある3つの質問
最後に、Shopifyとはでよくある質問をご紹介します。
|
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
質問1.Shopify paymentとは?
Shopify Paymentは、Shopifyが提供する公式のオンライン決済ソリューションであり、顧客が簡単にオンラインで支払いを完了できるサービスです。
このサービスの利用により、顧客は住所や電話番号などの個人情報を毎回入力する必要がなく、スムーズな購入を体験できます。
Shopifyストアを作成しておけば、主要なクレジットカード(Visa、Mastercard、JCB、American Express)に対応する決済方法が自動的に設定され、すぐに利用が可能です。
質問2.Shopify Plusとは?
Shopify Plusは、Shopifyの上級プランであり、大規模な企業や膨大な取引量を処理する必要があるビジネス向けに設計されています。
このプランは、オンラインストアの運営を効率化するために、多くの自動化機能を提供しているため、作業効率の大幅な向上が期待できます。
また、専任の担当者がサポートに付き、B2BやD2C、実店舗、SNSなど、さまざまな販売チャネルの統合管理が可能です。
質問3.Shopifyを導入すべき企業の特徴とは?
Shopifyを導入すべき企業は、オンラインでの販売を本格的に拡大しようと考えている中小企業やスタートアップに適しています。
直感的な操作性と豊富なアプリで、商品の展示から決済、顧客管理まで一元的に行えるため、ITスキルが限られている企業でも容易に利用できます。
また、さまざまな決済オプションやマルチチャネル販売に対応している点も魅力です。
まとめ
本記事では、Shopifyの主な機能や料金プラン、利用するメリット・デメリットについて解説しました。
Shopifyは、オンラインショップ運営を総合的にサポートするプラットフォームです。
マルチチャネル販売や商品管理、分析機能をはじめ、モバイルアプリ経由での運用も可能で、これにより運営の効率化が期待できます。
また、料金プランはベーシックからプレミアムまであり、事業規模や必要機能に応じて選択が可能です。
さらに、メリットとしては、使いやすさと多機能性が挙げられますが、デメリットとしては、拡張性に応じて費用が発生する点があります。
これらの点を踏まえると、効率的かつ効果的にオンラインビジネスを展開したい企業では、Shopifyの導入がおすすめです。
なお、合同会社LAYUPでは、初めてデジタルマーケティングに取り組む方に向け、ご相談やお見積もりの依頼を承っています。
岡山県でコンテンツマーケティングの支援をお探しなら、レイアップにぜひお問い合わせください。⇒レイアップに相談する(無料)
Comments