ホームページの制作を検討する方で、ホームページの維持費について知りたいという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ホームページ運営に欠かせない3つの維持費や外注する場合に必要な6つの維持費、状況別の維持費の相場について解説します。
また、ホームページの維持費を安く抑えるポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。⇒レイアップに相談する(無料)
ホームページの維持費はどれくらいかかる?
ホームページ維持費の相場は月額1万円から3万円程度です。
しかし、ホームページの規模や更新頻度、集客目標数によって維持費は異なります。大規模なサイトや頻繁な更新、高い集客目標を持つサイトは費用が高くなる傾向にあります。
また、自社でホームページを管理する場合は、コストを軽減できる反面、専門知識が必要です。一方、外部委託は専門家に任せられますが、それ相応の費用が発生します。
ホームページの維持費について検討する場合は、これらの要素について考慮しなければなりません。
ホームページ運営に欠かせない3つの維持費
次に、ホームページ運営に欠かせない維持費について紹介します。
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それぞれについて詳しくみていきましょう。
1.レンタルサーバー
ホームページの運営には、インターネット上に専用の場所が必要です。この場所を提供しているのが、レンタルサーバーであり、ホームページの「土地代」に相当します。
料金は、基本的なプランなら月額数百円から数千円、高機能プランでは1万円以上かかるケースもあります。
レンタルサーバー各社が提供しているプランや料金体系、サポート内容は異なるため、自社の要件に最適なサービスを選ぶようにしましょう。
2.ドメイン
ドメインは、インターネット上の住所のようなもので、ホームページやメールアドレスの識別に使われる重要な文字列で、年間費用は大体1,000円〜5,000円程度です。
たとえば、Googleのドメインは「google.com」、Yahoo! JAPANは「yahoo.co.jp」といった形で表されます。
ホームページを制作する際に、独自ドメインを使用すれば、企業名や商品名をURLに反映させられるため、URLを覚えやすくなり、ブランドイメージの向上につながります。
3.SSL
SSLは、ユーザーの個人情報やクレジットカード情報などを保護するために通信内容を暗号化する技術です。
SSL証明書の費用は、提供されるセキュリティレベルによって異なり、高いレベルの認証を受けた証明書はそれに応じて高額になる場合があります。
しかし、エックスサーバーなど一部のレンタルサーバーでは、無料でSSL証明書を提供しています。サーバー選択時には、このような無料のSSL提供サービスがあるかどうかの確認が重要です。
SSLの導入は、サイトの信頼性を高め、ユーザーの安全を守るために不可欠です。
外注すると必要になる6つの維持費
次に、外注すると必要になる6つの維持費について解説します。
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それぞれについて詳しくみていきましょう。
1.セキュリティ対策
ホームページのセキュリティリスクには、個人情報の漏洩、フィッシングサイトへの誘導、ページ改ざんなどが挙げられます。これらを防ぐためには、専門的なセキュリティ対策が必要です。
たとえば、WAFによる不正アクセス防止やWeb改ざん検知、セキュリティ診断、自動バックアップなどが挙げられます。
適切なセキュリティ対策は、サイトの安全性を高め、ブランドイメージの保護にもつながります。
2.バグやエラーへの対応
頻繁に発生する問題には文字化け、デザインの崩れ、ページ表示の遅延、404エラー、お問い合わせフォームの不具合などがあります。
これらは多くの場合、HTML、CSS、PHP、JavaScriptなどの言語における記述ミスが原因です。
これらの修正を外注する場合は、作業内容やページごとに2,000円〜30,000円程度かかるケースが一般的です。
Web制作会社に制作を依頼した場合、納品から1年間は無料でバグ修正に対応してくれるケースも多いですが、それ以降は修正にも費用が発生します。
3.CMSのアップデート
セキュリティリスクを減らすためには、WordPressのテーマやプラグインの定期的な更新が不可欠です。
ただし、アップデートによってホームページの表示が崩れるなどのトラブルが生じる可能性があります。
自社でこれらの問題に対処できる場合、追加の費用はかかりませんが、対応が困難な場合はWeb制作会社へ依頼しましょう。
CMSアップデートの費用は1回につき5,000円〜10,000円程度です。アップデートによるホームページの改修が必要になった場合、別途費用が発生することがあります。
また、月額5,000円~100,000円で、WordPressのアップデートからホームページの管理、更新までを一括して請け負うWeb制作会社も存在します。
4.コンテンツの追加や更新
WordPressを用いたホームページの場合、専門的なスキルがなくても自社で一定の対応が可能です。
しかし、テーマのカスタマイズや専門的なデザインが必要な場合は、外部のWeb制作会社に依頼するのがおすすめです。
具体的な費用については、作業内容によって異なりますが、テキストやバナー、ページごとにわけた場合、1回の作業につき数千円から数万円程度が相場になります。
また、月額でコンテンツ管理を依頼する場合は、5,000円〜100,000円程度が一般的です。ただし、サポート内容は金額によって異なるため、契約前にはサービス内容を確認しましょう。
5.広告
ホームページを成功させるためには、Webマーケティングに関連する費用が不可欠です。
この費用には、リスティング広告、SNS広告、SNS運用、Webメディアへの出稿、コンテンツ記事の作成、ランディングページ(LP)の制作と維持、マーケティングツールの利用などが含まれます。
これらはすべて必須ではありませんが、ホームページを通じて問い合わせや売り上げを増やしたい場合、これらの活動は欠かせません。
とくに、ターゲットとなる顧客に対して適切な広告を打つことは、Webでの集客において非常に重要です。
また、SNSの効果的な運用や魅力的なコンテンツの提供は、ブランド認知度の向上や顧客との関係構築に大きく寄与します。
6.SEO対策
SEO、つまり「検索エンジン最適化」(Search Engine Optimization)は、Googleなどの検索エンジンにおけるサイトの上位表示を目指す取り組みです。
これによりサイトの訪問者数を増やし、ブランドの認知度を高めます。
さらに、サイト訪問者の増加は商品やサービスの購入者数の増加にもつながり、結果的に利益の向上が期待できます。
SEO対策にはある程度の費用が必要ですが、この投資はサイトの成長と長期的な成功に欠かせません。
【状況別】ホームページの維持費4つの相場
次に、ホームページの維持費を状況別に紹介します。
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それぞれについて詳しくみていきましょう。
1.自社で対応する場合
ホームページの維持管理を自社で実施する場合、必要な費用は主に以下の3つです。
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これらの費用を合計すると、月額5,000円程度が必要です。自社でホームページのコンテンツ更新やセキュリティ対策まで実施する場合は、維持管理費用を抑えられます。
2.一部を外注する場合
ホームページの維持管理を制作会社に一部外注する場合の費用相場は、月額5,000円〜20,000円程度です。この費用には、以下の費用が含まれます。
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サーバーに障害が発生してサイトが閲覧できなくなると、集客や収益に悪影響を及ぼす可能性があります。
ユーザーがサイトにアクセスできない状態は会社やブランドの評判にも悪影響を及ぼすため、迅速な対応が必要です。
自社に十分なスキルや知識がない場合は、外部の専門家に依頼するのがおすすめです。
3.保守運営のすべてを外注する場合
ホームページの維持管理を制作会社にすべて外注する場合の費用相場は、月額20,000円〜50,000円程度です。この費用には、以下の要素が含まれます。
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手厚いサポートには、頻繁なコンテンツ更新、CMSのメンテナンス、簡単な月次レポーティングなどが含まれます。
年間で約30万円〜60万円の管理費用がかかりますが、高品質なホームページ運用を実現し、集客や収益に貢献できます。
制作会社によってプラン料金や対応内容が異なるため、事前に確認しておきましょう。
4.運用のコンサルまでサポートしてもらう場合
ホームページの維持管理から運用のコンサルティングまで、手厚いサポートを受ける場合の管理費用相場は月額5万円以上になります。以下はその内訳です。
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月額5万円以上のプランになると、維持管理だけでなく、集客やサイト改善に関するアドバイスを受けられます。
収益を目指すホームページでは、SEO対策やコンバージョン率向上の施策が必要です。
マーケティングの専門知識が不足している場合、外部サポートの活用を検討してみてください。
本格的なコンサルティングを求める場合、月額で最低20万円以上を予算として考えておきましょう。
ホームページの維持費を安く抑える3つのポイント
次に、ホームページの維持費を安く抑えるポイントについて解説します。
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それぞれについて詳しくみていきましょう。
1.サーバーとドメインは自社で取得しておく
委託業者によっては、維持管理費と更新作業費を月額一括で請求するケースがあります。しかし、サーバーとドメインについては自社で契約し、管理する方が賢明です。
なぜなら、維持管理費がセットになった月額料金を支払っている場合、支払いを中止するとホームページが即座に閲覧できなくなるリスクがあるためです。
さらに、毎月の管理手数料が上乗せされる可能性もあります。
このような問題を避けるために、レンタルサーバーとドメインについては自社で用意しましょう。自社で用意することにより、コストを抑えつつ安定した運用が可能です。
2.管理する範囲を広げる
外注する場合の管理費は、依頼する作業範囲に応じて変動するため、社内で対応できる範囲を広げることで維持費を抑えられます。
たとえば、コンテンツ作成やトラブル対応に長けている社員がいる場合、外注する作業範囲を絞り込めます。
ただし、自社の社員を活用する場合は、個人への過度な負担を避けるために注意が必要です。バランスを保ちつつ、効率的な維持管理を実現しましょう。
3.契約内容を検討する
ホームページの内容を更新するために必要な更新作業費には、月額定額制のプランとスポット契約の選択肢があります。
更新頻度が多い場合、定額制が経済的かもしれませんが、更新頻度が不定期な場合はスポット契約が費用を抑える方法です。
定額制を選ぶと、更新回数がゼロでも費用が発生します。業者は通常定額制を提案しますが、自社のニーズに合わせて選択するようにしてください。
ホームページの維持費でよくある3つの質問
最後に、ホームページの維持費でよくある質問について紹介します。
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それぞれについて詳しくみていきましょう。
質問1.ホームページの維持費は削ってもいい?
ホームページの維持費を削ることは、一見経済的に見えますが、多くのリスクを伴います。
メンテナンスを怠ると、ホームページの表示不具合やセキュリティの弱体化が起こり、サイバー攻撃を受けやすくなります。
この場合、ユーザー体験は損なわれ、訪問者の信頼を失う原因となりかねません。また、サイトの見た目が悪くなるなどの悪循環にもつながります。
ホームページはビジネスの顔ともいえるため、最低限のメンテナンスは欠かさないようにしましょう。
質問2.ホームページの維持費が無料の外注先は注意が必要?
「月額無料」と謳うホームページの外注先は、以下のデメリットに注意が必要です。
サーバーのトラブルが発生した際に、サポートが受けられないケースが多い
月額無料の外注先では、セキュリティ対策が不十分なケースがある。適切な対策が施されていない場合、ユーザーの個人情報漏洩などのリスクが高まる |
これらの点を考慮すると、月額無料の外注先は、セキュリティやサポートに大きな問題となる可能性があります。
質問3.岡山でおすすめのホームページ制作会社は?
岡山には、多くのホームページ制作会社があるため、それぞれの料金形態やサービス、得意分野などを考慮して選ぶようにしてください。
なお、岡山でおすすめのホームページ制作会社については、以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。
まとめ
この記事では、ホームページ運営に欠かせない3つの維持費や外注する場合に必要な6つの維持費、状況別の維持費の相場、維持費を安く抑えるポイントについて解説しました。
ホームページの維持費は、規模や更新頻度、集客目標数によって変わります。
また、ホームページの維持全般を自社で完結する場合とすべて外注する場合でも大きく異なるため、自社のリソースや予算に応じて適切に判断するのが望ましいです。
この記事を参考に、ホームページの維持費用を適切に管理してください。
なお、弊社レイアップではSEO対策をメインにコンテンツマーケティングを支援しています。
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