寒川 陽介(ソウカワ ヨウスケ)
ホームページの維持費はどれくらい必要?維持費の内容から相場、安く抑えるポイントまでご紹介!
更新日:3月2日

自社のホームページを作成する際、初期費用だけでなく運用維持費も踏まえて考える必要があります。この記事ではホームページ維持費の相場、維持費を安く抑えるためのポイントについてご紹介します。


ホームページの維持費はどれくらいかかる?
ホームページを運営するには、サイトを立ち上げ時に発生する初期費用以外にも、維持費が発生します。
ホームページの維持費は、自社で対応する範囲などで変動しますが、どのように運営しても発生するコストも存在します。なお会計処理上でホームページの維持費は「広告宣伝費」として計上することが一般的です。
ホームページ運営に欠かせない3つの維持費
ホームページ運営に欠かせない維持費には、以下の3つが挙げられます。
|
これらの費用はホームページを運営する、個人・法人を問わず発生するコストです。では、ホームページを運営する維持費の内容や費用の目安について解説します。
1.レンタルサーバー
レンタルサーバーは、ホームページに関連する情報を保管・配信し、データを保存する機能を有しています。費用相場は年間6,000円程度です。サーバーを自社で所有する場合もありますが、レンタルサーバーを年間契約で利用することが一般的です。
レンタルサーバーのサービスやアクセス容量によって、必要な費用が異なります。無料で利用できるサーバーもありますが、たくさんのアクセス数を見込みたいオウンドメディアでは有料のものをおすすめします。
2.ドメイン
ドメインは、ホームページアドレスの「◯◯.com」や「◯◯.co.jp」などの部分を指します。共有ドメインと独自ドメインの2つがあり、ビジネス利用の場合には独自ドメインを使用することがほとんどです。
ドメインの取得は0円でも可能ですが、継続して利用するには更新料の支払いが欠かせません。「〜.jp」の更新費用を例に挙げると、年間3,000円程度の維持費が相場です。
3.SSL
SSLは、データの送受信を暗号化して保護する仕組みです。クレジットカードの情報や入力した個人情報を守るために欠かせません。
現在では、SSLに対応していないホームページには警告アラートが出ることもあり、ユーザーに安心感を与えるためにも必要です。
SSLはサーバーに付帯して無料で使用できる場合があります。しかし、企業がホームページを運用するときには「企業認証レベル」のSSL導入を検討しましょう。この場合、年間40,000円程度が維持費の相場です。
外注すると必要になる3つの維持費
外注すると必要になる維持費には、以下の3つが挙げられます。
|
ここではそれぞれに分けて解説しますので、見ていきましょう。
1.セキュリティ対策
ホームページを運営するうえで、セキュリティ対策は欠かせません。なかでも、カード情報を抜き取るフィッシングサイトや個人情報漏洩などがよくあるセキュリティリスクです。
セキュリティ対策には以下のようなものがあり、対策が欠かせません。
|
レンタルサーバーにセキュリティ対策を実装する場合の相場は、年間10,000円程度です。
2.バグやエラーへの対応
ホームページを運営していると、バグやエラーが発生することがあります。バグやエラーの一例は以下の通りです。
|
これらのトラブルの原因は、HTMLなどの言語の記述ミスなどが考えられます。社内で対応できればコストは発生しませんが、専門知識が必要なため、外部に依頼する場合が多いでしょう。外部に委託する場合はトラブル発生ごとに2,000〜30,000円の費用が必要です。
3.CMSのアップデート
CMSのテーマやプラグインなどは、定期的なアップデートが必要です。更新自体は、CMSの管理画面からワンクリックで行えます。
しかし、アップデートしたことによって、表示崩れといったトラブルが発生する可能性もあります。こうしたトラブルに対し外部に依頼すると、5,000〜10,000円程度の費用がかかります。
【予算別】ホームページの維持費4つの相場
ホームページ運営にかかる維持費の相場を、以下4種類の運営方法に分けて紹介します。予算に応じて自社に最適な方法を選択してみてください。
|
では見ていきましょう。
1.自社で対応する場合
ホームページの管理を自社で行う場合、月に5,000円以下が維持費の相場です。年間にすると60,000円程度となります。自社で対応する場合にホームページ運用に必要となるのは、以下の3つのコストです。
|
社内にWeb制作の知識がある・ホームページ運営にリソースを割ける場合は、最低限の維持費しか発生しません。
2.一部を外注する場合
一部を外注する場合は、月に5,000〜20,000円程度が維持費の相場です。年間にすると60,000〜240,000円程度となります。
こちらは中小規模の制作会社の価格相場で、制作会社の規模によって相場は変動します。自社で対応した場合の維持費に加えて、依頼範囲に応じて制作会社に費用を支払います。
制作会社に依頼する場合、コンテンツ更新やトラブル発生時の対応費用が含まれることが一般的です。定期的なメンテナンスやチェックをする契約でない場合は、月額の固定費が発生します。トラブル発生ごとに対応を依頼する、スポット契約を選んでも良いでしょう。
3.保守運営のすべてを外注する場合
サイトの保守運営に関する業務を全て外注する場合、月に20,000〜50,000円程度が維持費の相場です。年間にすると240,000〜600,000円程度となります。
複雑なシステムを組み込んだCMSの保守運営は、サイト保守運営を全て依頼した方がスムーズにホームページを運営しやすいでしょう。また、アクセス数などの月次レポートを希望する場合は、工数に応じて金額が変動します。
4.運用のコンサルまでサポートしてもらう場合
ホームページの保守運営以外にも、コンテンツ作成やSEO対策も依頼する場合は、月に50,000円以上が維持費の相場です。年間にすると600,000円以上となります。
運用コンサルやSEO対策は、ホームページを集客や購買につなげたい場合に欠かせません。特にSEOに関する知識は専門領域が幅広く、経験豊富な制作会社に依頼した方が自社で行うよりも成果が出やすいでしょう。
ホームページの維持費を抑える3つのポイント
ホームページの維持費を抑えるポイントには、以下の3つが挙げられます。
|
外注費を減らすためには、できるだけ社内で対応を行い、自社に合わせて最適な契約内容を検討することが重要です。
1.サーバーとドメインは自社で取得しておく
サーバーとドメインは自社で取得しておくと、維持費を抑えられます。制作会社によっては、サーバーとドメインの取得費用に手数料を乗せて請求する場合も考えられます。
さらに、制作会社を変更したいときにスムーズに切り替えられない可能性もあります。維持費削減だけでなく、将来的なトラブルを予防することにもつながるため、自社でサーバーとドメインは取得しておきましょう。
2.管理する範囲を広げる
外注する場合に支払う管理費は、依頼する作業範囲に応じて変動します。そのため、社内で対応できる範囲を広げると維持費を抑えられるでしょう。
たとえば、コンテンツ作成やトラブル対応に長けている社員がいると、外注する作業範囲を絞り込めます。自社で作業を賄えると、外注費を大きく削減可能です。
ただし自社社員を活用する場合は、過度な負担が個人にかからないよう注意しましょう。
3.契約内容を検討する
ホームページの更新などを外注する場合、定額もしくは都度払いの支払い方法が主流です。更新を頻繁に行う場合は、定額で契約するとリーズナブルになります。
一方更新頻度がそこまで多くない、もしくは不明な場合は、トラブル発生ごとに支払うスポット契約を選ぶとよいでしょう。定額契約を結んだ場合、更新をしなくても費用が発生するためです。
自社の状況や運営方針を検討して最適なプランを選ぶと維持費を抑えられるでしょう。
まとめ
ホームページを運営するうえで、維持費に関する理解は欠かせません。自社で作業のほとんどを賄える場合は最低限のコストで済むでしょう。
しかし自社で専門知識を有するスタッフが在籍していない場合や早く成果を出したい場合は、、制作会社の利用をおすすめします。
制作会社を選定する際も維持費に関する知識や相場を把握していると、よりリーズナブルに運用が行えるでしょう。弊社レイアップではSEO対策をメインにコンテンツマーケティングを支援しています。
アクセスを増やしたいけど改善方法がわからない
どんなコンテンツマーケティングが自社に適しているか分からず悩んでいる
なかなか上位表示できない
といった場合は、貴社サイトを分析して改善をご支援しています。
初めてコンテンツマーケティングに取り組む方でも、相場をお伝えしたり、お見積もりをお出ししたりすることも可能です。
