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  • 執筆者の写真寒川 陽介(ソウカワ ヨウスケ)

強調スニペットとは?表示させる5つの方法からメリット・デメリットまで徹底解説!


強調スニペットとは?表示させる5つの方法からメリット・デメリットまで徹底解説!

「ユーザーに自社サイトの露出を増やしたい」このように考える方は少なくありません。その場合、強調スニペットを活用することをおすすめします。


この記事では、強調スニペットの主な種類や表示させるメリット、具体的な方法について解説します。


自社サイトの露出を高めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。⇒レイアップに相談する(無料)




強調スニペットとは?


強調スニペットとは?

強調スニペットとは、ユーザーがGoogle検索で「○○とは」等の質問クエリを入力した際に、検索結果画面の上部に特別なボックスで回答となる情報を強調して表示する仕組みです。


この仕組みは、質問が内包する検索語句に対する明確な回答を、自然検索内のWebページ(ブログ記事)から抽出し、英訳すると「Featured Snippets」となります。


強調スニペットには、Webページから抽出された回答の概要のほか、ページへのリンク、ページタイトル、URLが表示されます。


この仕組みを通して、ユーザーは求める情報を素早く手に入れることができ、サイト運営者にとっては効果的にユーザーの注目を集める手段のひとつです。



強調スニペットの主な種類は5つ


 強調スニペットの主な種類には、以下の5つが挙げられます。

  1. テキストのみ

  2. テキストと画像

  3. リスト(箇条書き・番号付き)

  4. 動画

  5. 表・テーブル

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。


1.テキストのみ


テキストのみのスニペットは、「(単語)」や「〜とは」といった特定の検索クエリに応じて、テキスト情報のみが抜粋されるパターンです。この場合、簡潔なアンサーがユーザーへ提供されます。


こちらは、検索者が求める具体的な情報が直接テキストとして表示されるため、必要となる情報をスピーディーに入手できることが特徴です。


2.テキストと画像


2.テキストと画像

テキストと画像が用いられるスニペットは、Webページ内の段落タグ(pタグ)でマークアップされたテキストや画像を抽出して表示するシステムです。


「〜とは」などの意味や定義に関する検索語句に対してよく使われます。ここでは、質問に対する端的な回答が掲載されたページからの情報が採用される傾向です。


一般的に、強調スニペットで表示される文字数は約153文字とされており、スタンダードな形式は文章と画像で構成されるパラグラフ型ですが、画像が無い場合もあり、文章のみで構成されることもあります。


また、最近では文章や画像に加えて、見出しタグでマークアップされたテキストが加わる形式も見られます。


3.リスト(箇条書き・番号付き)


強調スニペットでは、Webページ内のh3タグでマークアップされたテキストが抽出され、表示されます。


さらに、テーブルタグ(tableタグ)でマークアップされたテキストも表形式で抽出され、表示されることがあります。


リスト型の強調スニペットは、「〇〇 手順」や「〇〇 方法」といった検索語句に対して表示されることが多いようです。


これを作成するには、詳細かつ正確な情報の提供が欠かせません。


また、検索ユーザーが期待する答えに素早くアクセスできるよう、文字数の制限も大切で、親切で正確なハウツー情報を提供することで、ユーザーの満足を得ることが可能です。


4.動画


YouTubeに投稿された動画が抽出され、動画形式で強調スニペットとして表示されることがあります。


この動画型スニペットは一般的にYouTubeの動画を含むことがほとんどです。


しかし、ほかの動画サイトからのビデオも含まれることがあります。とくに、テキストでは情報が伝わりにくいキーワードに対してこの形式が選ばれます。


加えて、動画に関連するサブコンテンツ「歌詞」「配信中」「他の人はこちらも検索」などが複数表示され、これに伴いテキストリンクも他の強調スニペット形式に比べて多くなるのが特徴です。


5.表・テーブル


強調スニペットは、Webページ内のh1タグでマークアップされたテキストとリストタグ(ol/ul/liタグ)でマークアップされたテキストを抽出し、リスト形式で表示する仕組みです。


表示されるリストの数は最大で「8つ」で、それを超える場合は「その他のアイテム」のテキストリンクが表示されます。別の形式として、テーブル形式の強調スニペットも存在します。


これは「〇〇 料金」や「〇〇 時刻表」といった特定の検索語句に対して用いられ、ページ内にある料金テーブルや時刻表の一部を引用して、回答として表示します。


強調スニペットに表示されるメリットは4つ


強調スニペットに表示されるメリットには、以下の4つが挙げられます。

  1. 認知度が向上する

  2. 流入数が増える

  3. 信頼度(ブランド力)が高まる

  4. 音声検索の結果として採用される

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。


1.認知度が向上する


検索結果ページの最上部に表示される強調スニペットは、目立つ位置に表示されるため、ユーザーの注目を集めやすく、企業名などを含めることでブランドの認知度を高める効果が期待できます。


また、検索順位の向上には多くの要素の最適化が求められますが、強調スニペットへの掲載は比較的手軽に実現可能です。


検索結果で8位や9位にランクされている場合でも、内容が強調スニペットに適していれば、順位を上げることなく検索結果の最上部に表示されるケースがあります。


2.流入数が増える


強調スニペットは、検索結果の最上位に表示されることから、通常の検索結果よりも目立ち、ユーザーの注目を引きやすくなります。


これにより、クリック率の増加が期待でき、結果としてWebサイトへのユーザー流入が増える可能性を高めることが可能です。


しかし、強調スニペットの表示はキーワードごとに決定されるため、自社のサイトが選ばれなければ、ほかのサイトが選ばれることになり、結果的にクリック率は低いままである可能性があります。


したがって、強調スニペットを獲得することは、他のサイトにクリックを奪われることを防ぎ、自社サイトへのトラフィックを確保するためにも重要です。


3.信頼度(ブランド力)が高まる


Googleによって選出される強調スニペットは、信頼性の高い検索エンジンから推薦された記事として認識されるため、ユーザーにとっての信頼度が自然と増します。


さらに、強調スニペットに掲載された記事は、検索結果で1位として扱われることから、ユーザーはその内容を特に信頼に値するものと見なす傾向があります。


このように、Googleの強調スニペットに選ばれることは、記事の信頼性と可視性を大きく高める要因です。


4.音声検索の結果として採用される


音声検索を活用する際、GoogleアシスタントやAlexaのようなデバイスが返す音声回答は、多くの場合、強調スニペットのテキスト部分を読み上げることになります。


この特性は、自社サイトや企業の認知度向上に直接繋がります。


音声検索を利用するユーザーは、その場で最適な回答を求めており、強調スニペットは検索語句に対する明確で端的な回答を提供するため、音声検索の場面でも最適な情報源となり得ます。


このように、強調スニペットの活用は、デジタルマーケティング戦略において重要な役割を果たし、特に音声検索を利用する現代のユーザーにとっては、必要な情報を迅速に得る手段として価値が高いと言えます。


強調スニペットに表示されるデメリットは4つ


強調スニペットに表示されるデメリットには、以下の4つが挙げられます。

  1. ゼロクリックサーチによりクリック率が下がる

  2. 自然検索の結果には表示されなくなる

  3. 表示される内容をコントロールできない

  4. 不正確な情報の場合がある

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。


1.ゼロクリックサーチによりクリック率が下がる


強調スニペットの表示には、明確な利点とデメリットが存在します。利点としては、検索結果ページ上でユーザーが直接欲しい回答を得ることが可能になるため、ユーザーにとっては大きな便利さを提供します。


しかし、これには「ゼロクリックサーチ」というデメリットが伴います。これは検索ユーザーが検索結果を見て満足し、そのまま検索行動を終了してしまう現象です。


この結果、ユーザーがコンテンツに遷移せず、Webサイト自体のクリック数が減少する可能性があります。


SEOを通じて自社サイトのトラフィックを増やしたい企業にとっては、このゼロクリック現象はジレンマを生み出します。


「強調スニペットを獲得することが実際に自社の利益に結びつくのか」という点は、SEO戦略を練る上で慎重に分析し、内部で議論すべきです。



2.自然検索の結果には表示されなくなる


強調スニペットに選ばれるサイトは一般的に検索順位1~10位のサイトであり、2020年1月23日以降、Googleの仕様変更により、強調スニペットに選ばれたページは通常の検索結果には表示されなくなりました。


これは、元々強調スニペットと通常の検索結果の両方に表示される「二面取り」が可能だったのとは異なります。


この変更により、もしサイトが強調スニペットに採用された場合、サイトへの流入が減少してしまいかねません。また、強調スニペットの内容はサイト運営者によって指定できず、Googleが決定します。


そのため、強調スニペットに表示されたくない内容が表示される場合、ページソースの書き換えや削除、あるいは強調スニペットに選ばれないようにする対策が必要です。


3.表示される内容をコントロールできない


強調スニペットに表示される内容は、Googleによってユーザーの検索キーワードと意図に基づいて選ばれます。


この過程で、Webサイトの管理者が意図しない部分が切り抜かれたり、記事の本来の趣旨と異なる解釈をされる内容が表示されかねません。


そのため、意図しない情報が表示されることを防ぐには、本文の再編集や、強調スニペットに表示されないための対策が必要です。


このように、強調スニペットの表示をコントロールできないことはデメリットとして感じられるおそれがあります。


4.不正確な情報の場合がある


強調スニペットは検索エンジンによって自動的に生成されるため、常に正確な情報を提供するとは限りません。


不正確な情報が強調スニペットに掲載されると、ユーザーが誤った情報を得てしまうリスクがあり、これは検索結果の信頼性を損ねる可能性があります。


また、誤った情報が強調スニペットに表示された場合、その情報は広く拡散され、運営サイトが誤情報を掲載していると見なされる点はリスクです。


このような状況は、サイトに対する不名誉な形での目立ち方につながります。


強調スニペットに表示させる5つの方法


強調スニペットに表示させる方法には、以下の5つが挙げられます。

  1. ページを上位表示させる

  2. 簡潔でわかりやすい回答を記載する

  3. HTMLタグでマークアップする

  4. 既に表示されている強調スニペットの傾向を採用する

  5. ポリシーに準拠する

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。


1.ページを上位表示させる


SEO対策を行い上位表示(検索上位化)を目指すことは、強調スニペットに採用されるための重要なステップです。


これには、競合サイトのタイトルやコンテンツの傾向を分析し、検索意図に合った自社のWebページを作成することが含まれます。


ユーザーが求める情報の量、簡便性、正確性、独自性を考慮し、専門性や権威性を持つ高品質なページを構築しなければなりません。


これによりGoogleの評価を高め、検索結果での上位表示を期待できます。検索結果での10位以内のランクインは、強調スニペットへの採用に直結します。


実際に、検索クエリの約12.3%で強調スニペットが表示されており、その大部分(約99.6%)が上位10位以内のページから選ばれています。


2.簡潔でわかりやすい回答を記載する


簡潔で明確な回答をWebページに記載するためには、まず検索クエリの正確な理解が必要です。


この理解を深めるためには、Wikipediaのような用語集を活用し、検索クエリの意味を明瞭に解釈することをおすすめします。


解釈した意味に基づき、具体的な回答を文章に起こし、その後で冗長な部分を削除し、簡潔で理路整然とした内容に編集してください。


このようにして作成されたページは、明快な情報を提供するため、強調スニペットに採用されやすくなります。


3.HTMLタグでマークアップする


Webページを強調スニペットに採用されやすくするためには、適切なHTMLタグの使用が重要です。


W3CのHTMLタグの定義に基づいて、MDNの「HTML: HyperText Markup Language」サイトなどを参考にしながら、コンテンツに合ったタグを選びます。


たとえば、テキストの段落には「pタグ」、リストには「ul/ol/liタグ」、見出しには「h1~h6タグ」を使用してください。


これにより、クローラーがページの情報を正確に把握し、検索クエリに関連する回答を含むページとして評価しやすくなります。


不適切なHTMLタグの使用やマークアップの怠慢は、クローラーによる情報の認識を妨げ、結果的に強調スニペットに表示される可能性を低下させます。


4.既に表示されている強調スニペットの傾向を採用する


強調スニペットに選ばれやすいWebページを作成するためには、現在強調スニペットとして表示されているページの内容の傾向を分析することが有効です。


これらのページに含まれる回答は、Googleによってユーザーの利便性を向上させると評価されたものであり、同様のアプローチを取り入れることで、自身のページも強調スニペットに採用される可能性が高まります。


具体的には、既に表示されている強調スニペットに書かれている内容を参考にして、関連する検索クエリに対する回答を作成してください。


5.ポリシーに準拠する


強調スニペットに適したWebページを作成するためには、ポリシーに準拠した表現を使用することが重要です。


このためには、露骨な性表現や差別的、暴力的、有害で危険な内容、広く認知されていない表現などを避け、検索クエリに対する適切な回答を提供することが求められます。


このアプローチにより、ユーザーの利便性を考慮した、ポリシーに準拠したWebページが作成され、結果として強調スニペットに採用されやすくなります。



強調スニペットを非表示にする方法


Webページで強調スニペットを意図的に非表示にしたい場合、headタグ内に「nosnippet」メタタグを追加することで実現できます。


この方法は、ページ全体にわたって強調スニペットを非表示にしたい場合に有効です。


ただし、この設定を誤って行うと、ページへの流入自体が減少するリスクがあるため、実施に際しては慎重な検討と注意が必要です。


この「nosnippet」タグの適切な使用により、強調スニペットの表示をコントロールし、ページの表示方法により緻密に対応することが可能になります。


強調スニペットとはでよくある3つの質問


強調スニペットとはでよくある質問には、以下の3つが挙げられます。

  • 質問1.どういう時に強調スニペットは現れる?

  • 質問2.リッチリザルト(リッチスニペット)との違いは?

  • 質問3.ナレッジグラフ(ナレッジパネル)との違いは?

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。


質問1.どういう時に強調スニペットは現れる?


Googleサーチコンソールのヘルプによれば、ユーザーの質問に対して回答する形式で構成されたWebページが、Googleのプログラムによって特定され、その回答の概要と共にページのリンク、タイトル、URLが表示されます。


このプロセスでは、ユーザーが質問形式で検索した際に、Googleがその意図を推測し、適切な強調スニペットを表示します。


しかし、強調スニペットの表示には一定のルールはなく、キーワードの有無にかかわらず、スニペットが表示されたりされなかったりすることがあるようです。



質問2.リッチリザルト(リッチスニペット)との違いは?


リッチリザルトは、リッチスニペットを含む広範な概念であり、検索結果の多様性を高める役割を果たしています。


このリッチリザルトには画像の表示やページ内の見出しのリンク化、FAQのアンサーボックス、イベントの日時表示などが含まれ、これらはユーザーの検索体験を向上させるために重要な機能です。


リッチリザルトと強調スニペットの最も顕著な違いは、リッチリザルトが一定程度自社でコントロールできるのに対し、強調スニペットはGoogleのアルゴリズムによって完全にコントロールされる点です。


リッチリザルトの表示は、構造化マークアップを利用してある程度は操作できます。


これにより、リッチリザルトの表示内容や形式を自社で調整でき、結果としてユーザーの検索体験を高めることが可能です。


質問3.ナレッジグラフ(ナレッジパネル)との違いは?


ナレッジパネルは、デスクトップ画面で右上部に表示される特殊なボックス形式の情報表示です。


この表示は、人物、場所、物に関する情報を簡潔に提供し、ユーザーが素早く情報を視認できるように設計されています。


ナレッジパネルの情報は、Webページからではなく、Googleが利用する知識ベースから収集される点が強調スニペットと異なります。


ナレッジパネルに表示されるかどうかはGoogleの判断に依存しており、Webサイト運営者としてできることは、ユーザーの質問に対して明確で簡潔な回答を含むコンテンツを提供することに限られます。



まとめ


強調スニペットとはGoogle検索結果において、通常のリンクリストよりも目立つ形で表示される特別なブロックです。


これは、ユーザーの検索クエリに最も関連性の高い、簡潔で直接的な回答や情報を提供するために設計されています。


上手に活用することによって、サイトの認知度を高め、流入数の増加が期待できます。しかし、意図しない情報が表示される・コントロールできない点を理解しておかなければなりません。


ぜひ、この記事で解説した内容を参考にして、上質なサイト作りを目指してみてください。


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