寒川 陽介(ソウカワ ヨウスケ)
コンテンツマーケティング戦略の立て方を7ステップで解説!成功のコツも紹介
更新日:3月27日

コンテンツマーケティングを成功させるには、戦略立案に加え、戦略に沿った施策実施がが欠かせません。本記事ではコンテンツマーケティングに戦略が必要な理由から、コンテンツマーケティングを成功させるコツをご紹介します。


コンテンツマーケティングに戦略が必要な3つの理由
コンテンツマーケティングに戦略が必要な理由を以下の3つに分けて解説します。
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コンテンツマーケティングに投じる初期投資やリソースを最大化させるためにも、戦略が必要となる理由を理解しておきましょう。
1.限られたリソースを効率的に活用するため
限られたリソースでコンテンツマーケティングに取り組む必要のある企業が多いことから、最初から手当たり次第施策に手を出すのではなく、絞り込むことが重要です。現状把握から始めて、自社にとって必要な施策にリソースを投下するように計画しましょう。
こうした絞り込みを行うにあたり、戦略が重要になります。ひとつずつ施策を試し、仮説と検証を繰り返していくほうが効率よく成功に近づけます。
2.ユーザーと正しくつながる道筋を作るため
コンテンツマーケティングは、コンテンツを通じてユーザーとの間に信頼関係を構築し展開する施策です。
ユーザーと自社が正しくつながる道筋を作るには、戦略が欠かせません。ただコンテンツをアップしたからといって、道筋がなければユーザーと接点が増えず、成果が出るまでに一定期間を要する点に注意が必要です。
3.費用対効果を高めるため
コンテンツマーケティングは広告と異なり、目に見えた成果が出るまでに一定の時間が必要です。そのため気になった施策を全て行っても、効果検証がすぐに行えないことから、投じた費用を無駄にする恐れもあります。
そのためコンテンツマーケティングを実施する際は、戦略を練って最適な施策を絞り込んでから始めましょう。そうすることで、費用対効果を最大限高められます。
コンテンツマーケティングにおける戦略の立て方
コンテンツマーケティングにおける戦略を立てるには、以下の7ステップを踏んでいきましょう。
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一つひとつの工程は難しくありませんので、自社にとって最適な戦略を立てましょう。
ステップ1.現状の把握と分析
コンテンツマーケティングを実施するにあたり、まずは現状の把握から始めましょう。その際、マーケティングフレームワークである「SWOT分析」や「3C分析」を駆使することをおすすめします。
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マーケティングフレームワークは複数組み合わせると、より多角的な自社の現状把握が可能です。
ステップ2.ゴール設定(KPI設計)
ゴール設定(KPI設計)は、以下のフローで検討しましょう。
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フローを進めるたびに抽象的な課題から、具体性のある数値目標を描いていきます。KPIに求められる数値としては、目標達成までの期限や問い合わせ件数、購買件数などが挙げられます。
ステップ3.ペルソナの明確化
ペルソナはターゲット像の中から、より具体性を帯びた顧客像を指します。コンテンツを幅広い人に届けようと考えると、誰にも刺さらないコンテンツ作りにつながります。
そこでコンテンツマーケティングでは、ペルソナを明確化することが重要視されています。
以下の項目を参考に、ターゲット層の中からペルソナ像を明確にしていきましょう。
年齢、性別、住まい、仕事、年収、生活リズム、趣味、情報収集ツール、悩み など |
ステップ4.購買に至るまでのフロー把握
ペルソナが明確にできたら、実際にそのペルソナを利用して購買に至るまでのフローを一通り把握します。
その際、カスタマージャーニーやコンテンツマップを活用すると便利です。サービスや商品の購買に至るまでには「認知・情報収集・比較検討・購入」のフローを必ず通ります。
各段階において、ペルソナがどのような行動を行い、何を考えているかを洗い出し、どのような発信が目に留まりやすいか検討を重ねます。
ステップ5.コンテンツ媒体の選定
顧客のどの段階にいる顧客にコンテンツを発信するかによって、選ぶべき媒体が異なります。段階と媒体の組み合わせ例は、以下の通りです。
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自社がどの状況の顧客にコンテンツを届けたいのかによって、発信方法を使い分けることが重要です。
ステップ6.コンテンツ制作の体制構築
コンテンツマーケティングは、成果が出るまでに時間がかかる施策です。そのためリソースに限りのある中小企業では特に体制構築が重要です。
社内でコンテンツを作る場合は制作時間の確保から取り組みましょう。具体的に「週に◯時間」と設定して、社内共有することをおすすめします。
他にもツールの導入やパソコンのアップグレード、デュアルモニターの配備など、効率的に作業が行える環境整備も必要です。
ステップ7.計画表の作成
設定したKPIから計画表を作成しましょう。計画表作成時に決めたい内容は以下の通りです。
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計画表を作成することによって役割分担やゴールが明確になり、戦略との乖離も予防できます。
コンテンツマーケティング戦略を成功させる4つのコツ
コンテンツマーケティング戦略を成功させるコツには、以下の4つが挙げられます。
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社内での理解を促す働きかけとともに、日々の積み重ねが重要です。
1.経営層や上司の理解を得る
経営層や上司に対し、コンテンツマーケティングの有用性や効果を伝えましょう。経営層や上司の理解を得るためには、以下の内容を参考にしてみてください。
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なお、コンテンツマーケティングにおける費用相場は次のページで詳しく解説しています。
参考:【BtoB向け】コンテンツマーケティングにおける費用相場|効果を上げる5つのポイント
2.コンテンツの質にこだわる
コンテンツを通じて信頼関係を構築するには、独自性や権威性が担保されている質の高いコンテンツ作りが重要です。
独自性は、自社で行った調査や収集データに基づいたコンテンツ制作や、自社従業員のインタービューなどによって担保できます。
権威性は専門知識を有した人物や、著名人による執筆や監修によって担保されます。独自性や権威性に考慮しつつ、ターゲットのニーズを掴んだ有益な情報の提示を心がけましょう。
3.データ活用して仮説検証を繰り返す
コンテンツマーケティングは、仮説検証を積み重ねて行う施策です。仮説検証において重要となるポイントは以下の通りです。
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上記ポイントをデータから参照の上仮説を立て、次回の企画に活用してみてください。
4.コンテンツ制作をプロに依頼する
コンテンツ制作するリソースが社内に足りない場合は、プロへ依頼することをおすすめします。コンテンツマーケティングを開始する際、コストを意識するあまり全てを社内で行おうとすると、長期的に良質なコンテンツを制作するのは厳しくなります。
加えてコンテンツマーケティングには、制作だけでなくSEOに関する知識も欠かせません。プロに依頼しながらコンテンツ制作すると、知見を得ながら効率的にコンテンツマーケティングが実施できるでしょう。
次のページでは、コンテンツマーケティング支援に強い会社10選を紹介しています。選び方のポイントも解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
【2023年最新】コンテンツマーケティング支援に強い会社10選!選び方のポイントも紹介!
コンテンツマーケティングの戦略に関するまとめ
この記事では、コンテンツマーケティングにおける戦略の立て方や、成功するためのコツを解説しました。コンテンツマーケティングは、事前に戦略をよく検討し、戦略に従った施策実施が大切です。
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