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  • 執筆者の写真寒川 陽介(ソウカワ ヨウスケ)

【企業向け】コンテンツSEOとは?メリットやデメリット、成功事例5選を紹介します!

更新日:3月27日


【企業向け】コンテンツSEOとは?メリットやデメリット、成功事例5選を紹介します!

コンテンツSEOに取り組む企業は年々増えており、競争は激化しています。


「自社でも取り組みたいが、何から手をつければいいのかわからない」「自社で取り組んだものの、思ったような成果が出ておらず困っている」という声は少なくありません。


そこで本記事では、コンテンツSEOについての基本的な知識から、メリット・デメリット、コンテンツSEOの成功事例をご紹介します。




コンテンツSEOとは?


コンテンツSEOを理解するために、以下の点に着目して確認していきましょう。

  • コンテンツマーケティングとの違い

  • テクニカルSEOとの違い

  • コンテンツSEOを行う主な目的

コンテンツマーケティングとの違い


コンテンツSEOとコンテンツマーケティングは、使われている領域が異なります。コンテンツマーケティング施策の一部にコンテンツSEOが含まれているイメージで理解すると分かりやすいでしょう。


コンテンツマーケティングは、集客から問い合わせ・ファン化までの一連の流れを作り出すことが目的です。一方コンテンツSEOは、ドメインの取得からサイトの立ち上げ、コンテンツ作成による集客効果を目的としています。


なお、次のページではコンテンツマーケティングの概要や導入するメリット・デメリット、種類について詳しく解説しています。


参考:【初心者向け!】コンテンツマーケティングとは?導入するメリットやデメリット、種類を徹底解説!


テクニカルSEOとの違い


テクニカルSEOとは、サイト構成に関係する内部対策を指します。具体的にはサイト全体のテキストや画像、タグ、リンクなどサイト内部を構成する要素の最適化を行う対策です。


コンテンツSEOが編集者やライターの担当領域だとすれば、テクニカルSEOはエンジニアの担当領域となります。内部対策が不十分だと、検索エンジンから高評価を得にくいため重要な要素です。


コンテンツSEOを行う主な目的


コンテンツSEOを行う主な目的には、Webからの収益向上が挙げられます。コンテンツSEOを行うことで、検索流入が見込めたり、被リンクを得られたりと、検索エンジンからの高評価が得やすくなります。効率的にWebからの収益を狙うためにも、コンテンツSEOは有効な施策だと言えます。



コンテンツSEOが注目されるようになった5つの理由


コンテンツSEOは以下5つの理由により、注目が高まっています。


  • ​ブラックハットSEOの影響

  • パンダアップデート

  • ペンギンアップデート

  • Googleの精度向上

  • ホワイトハットSEO

コンテンツの質が求められるようになった昨今では、よりコンテンツSEOに注目が集まっています。


1.ブラックハットSEOの影響


ブラックハットSEOとは、不適切なテクニックを取り入れて検索順位を向上させる方法です。被リンクの大量設置やコピーコンテンツ、キーワード数を不自然に詰め込んだテキストなどが挙げられます。


検索エンジンのアルゴリズムがアップデートされる前は、上記のような手法が通用されたケースもありました。しかし複数のアップデートを経て現在ではユーザーニーズに沿ったコンテンツがより評価されやすくなっています。


2.パンダアップデート


2012年に実施されたパンダアップデートは信頼性が低く、更新されていない内容、コピーコンテンツの排除を目的に実施されました。


低品質なコンテンツの順位を落とし、良質なコンテンツの上位表示を促すアップデートです。こうしたアップデートにより、コンテンツの質がより求められるようになりました。


3.ペンギンアップデート


2012年に行われたペンギンアップデートも、有料リンクの利用や隠しリンク、ミラーサイトなど悪質な不正の排除を目的に行われたアップデートです。


ペンギンアップデートにより、悪質な被リンクなどを用いたサイトを排除し、良質なコンテンツを更新し続けているサイトが評価されやすくなりました。


4.Googleの精度向上


大手検索エンジンであるGoogleは、アルゴリズムのアップデートを繰り返し行なっており、検索精度が日に日に高まっています。よって以前よりもユーザーニーズに沿ったコンテンツが表示されやすくなりました。


被リンク数やキーワード数、コンテンツの質といったユーザーファーストにつながる要素がより重要視されています。


5.ホワイトハットSEO


ホワイトハットSEOは、悪質なテクニックを用いずに検索上位を狙う方法です。Googleが示すガイドラインを満たし、ユーザーニーズに沿った良質なコンテンツを作成しておきます。


最近ではホワイトハットSEOにおける競争も激化しており、コンテンツSEOに特化した制作業者やサービスの数も増えています。自社リソースのみで対応が難しい場合は依頼を検討してみるとよいでしょう。



コンテンツSEOに取り組む5つのメリット


コンテンツSEOに取り組むメリットには、主に以下の5つが挙げられます。

  • 検索流入を増やしやすい

  • 運営企業に対する信用度が上がる

  • コンテンツが拡散されやすい

  • 被リンク獲得につながる

  • コンテンツが資産になる


メリット1.検索流入を増やしやすい


コンテンツSEOでは特定のキーワードを抽出し、キーワードを軸にしたコンテンツを作成・投稿を行います。その結果、一定の検索流入が見込めます。


さらに内部リンクで関連記事をつないだり、専門家による監修記事を投稿したりすると、専門性が高いサイトとGoogleから高く評価されやすくなります。サイト自体が高評価を受けると検索順位が上がり、より検索流入増加が見込めるでしょう。


メリット2.運営企業に対する信用度が上がる


コンテンツSEOを真剣に取り組むとユーザーから「有益なサイト」と評価されやすく、信用度アップにつながります。信用を積み上げれば商品の訴求も行いやすくなり、より効果的にマーケティング施策が実施しやすいでしょう。


メリット3.コンテンツが拡散されやすい


良質なコンテンツを作り上位表示を継続できると、SNSでの拡散が期待でき、より多くのユーザーに認知が広がります。定期的なシェアを見込めるようになると、検索流入以外にSNSからの流入も期待できるようになるでしょう。


メリット4.被リンク獲得につながる


良質なコンテンツを発信すると、SNSでの拡散だけでなく、個人・企業ブログなどからの被リンクも獲得しやすくなります。被リンクを獲得すればするほど、Googleから高評価が得やすくなり、検索上位に表示されやすくなります。


メリット5.コンテンツが資産になる


コンテンツSEOといったサイトへの施策は、リスティング広告のように掛け捨てではなく蓄積されていきます。Googleとユーザーの両方から高い評価を得るにはある程度の時間が必要です。


しかし、一度作成すれば認知拡大から実際の購買活動までの流れを生み出せる資産になる可能性が高い点がメリットといえます。短期的な効果ばかりを追い求めずに、じっくりと腰を据えて取り組みましょう。



コンテンツSEOに取り組む4つのデメリット


コンテンツSEOに取り組む際のデメリットは以下の4つが挙げられます。

  • ​コンテンツの作成にコストがかかる

  • 効果が得られるまで時間がかかる

  • 必ず効果が出るとは限らない

  • 継続的なメンテナンスが必要になる

コンテンツSEOは継続とブラッシュアップが欠かせません。ここではデメリットとなる要素について解説します。


デメリット1.コンテンツの作成にコストがかかる


コンテンツの作成には費用だけでなく、時間的なコストも発生します。コンテンツが上位表示されるには、キーワード選定から構成の作成、執筆、サイトへの公開まで多くの時間と手間がかかります。


コンテンツ制作を全て自社で行う場合には人手と時間、外注する場合は外注費を必要とする点がデメリットといえるでしょう。次のページでは、コンテンツマーケティングにおける費用相場を解説しています。


参考:【BtoB向け】コンテンツマーケティングにおける費用相場|効果を上げる5つのポイント


デメリット2.効果が得られるまで時間がかかる


コンテンツSEOは、効果が得られるまでに一定の時間が必要です。コンテンツを公開してすぐにGoogleやユーザーから高い評価をされることは滅多にありません。


その上継続的に良質なコンテンツ投稿はもちろん、ユーザー数増加から購買と、利益を得るまでにそれ相応の時間を必要とします。このように成果を得るまでに最低でも数ヶ月から年単位の時間を要する点がデメリットといえるでしょう。


デメリット3.必ず効果が出るとは限らない


どれだけ優れたコンテンツを作ったとしても、必ず検索結果の上位に表示されるとは限りません。コンテンツSEOは、ユーザー・Googleから高い評価を得る必要があります。分かりやすく質の高いコンテンツを作成しながら、サイトの内部対策を適切に行いましょう。


デメリット4.継続的なメンテナンスが必要になる


ユーザーやGoogleから評価を得るには、コンテンツの継続的なメンテナンスが必要です。メンテナンスにはコンテンツ記載内容の更新だけではなく、関連コンテンツの作成も挙げられます。こうした継続的なメンテナンスには手間と費用がかかるため、デメリットと言えるでしょう。



コンテンツSEOの手順は5ステップ


コンテンツSEOの手順は、以下の5ステップです。

  • ​狙うキーワードをリストアップする

  • 検索の背景にある意図を調べる

  • 上位表示された競合サイトを分析する

  • オリジナリティのある内容を加える

  • 情報の正確性と鮮度を維持する

それぞれのポイントについて解説します。


ステップ1.狙うキーワードをリストアップする


最初は狙うキーワードのリストアップから行います。この際、以下の点を意識しましょう。

  • ​ターゲットを選定する

  • ターゲットのゴールを明確にする

これらを意識すると「誰のどんな課題を解決するのか」が明確になり、より質の高いコンテンツ制作が可能です。また、検索ボリュームといった数値を確認しながらのキーワード選定も重要です。


一般的に検索ボリュームが大きいキーワードは上位表示が難しい傾向にあります。次のページでは、キーワード選定を実施する際のポイントや選定手順、無料で使えるツールを解説しています。


参考:【初心者向け】キーワード選定のやり方って?基本からおすすめツールまで徹底解説


ステップ2.検索の背景にある意図を調べる


コンテンツの軸となるキーワードを決めたら、タイトル案と構成を作成します。それぞれ意識したいポイントは以下の通りです。

  • ​タイトル:対策キーワードを含み、分かりやすく明瞭に伝える

  • 構成:ユーザーの検索意図や記事全体の流れを踏まえて考える

検索意図は以下の3つに分類されるため、キーワードを当てはめながら考えるとよいでしょう。

  • ​案内型クエリ:ゴールが明確になっている

  • 取引型クエリ:何らかのアクションがしたい

  • 情報収集型クエリ:何かを知りたい

ステップ3.上位表示された競合サイトを分析する


検索意図を洗い出すために、キーワードを検索して上位表示されている競合サイトの確認・分析を行います。上位10サイト(トップページ)はユーザーの検索意図がより反映されたコンテンツと考えられます。


そのため、自身が考えた検索意図とすり合わせながら分析を行いましょう。次のページでは、SEOにおける難易度の判断基準や上位表示させるコツを解説しています。


参考:【2023年最新】SEOの難易度チェックツール3選|判断基準や上位表示させるコツを徹底解説します


ステップ4.オリジナリティのある内容を加える


競合サイトを確認したらコンテンツ作成に入ります。コンテンツにはオリジナリティのある内容を加えるよう心がけましょう。


このときにおすすめなのがターゲットが知りたい情報を網羅し、検索意図のゴールから逆算して考えることです。これらの視点から競合サイトにはない項目を加えたり、切り口を変えたりしながら、独自の内容をコンテンツに盛り込みましょう。


ステップ5.情報の正確性と鮮度を維持する


情報もアルゴリズムも時間の経過とともに変化し続けています。ユーザーにとって有益な情報を発信できるよう、競合サイトと比べて新しい内容をコンテンツに盛り込みましょう。


コンテンツを投稿した後も常に最新情報の更新・修正を繰り返し、正確性と鮮度を維持することが大切です。



企業によるコンテンツSEOの成功事例5選


企業によるコンテンツSEOの成功事例を5つ選んでご紹介します。

  • ​カオナビ

  • ボーグル

  • グロービス経営大学院

  • ボクシルマガジン

  • イーベイ・ジャパン株式会社

いずれも業種や提供サービスは異なるものの、メディアの適正化により大きな成果を得ています。


1.カオナビ

1.カオナビ

引用:カオナビ


「カオナビ」は人事やマネジメント、分析に強みを持つ企業です。2016年に開始したオウンドメディア「カオナビ人事用語集」は、月間200万PVのオウンドメディアに成長しました。


その結果、見込み客の獲得にかかる費用を半分に抑えながら、オウンドメディアからの受注金額が3倍まで増加。カオナビはコンテンツ構成を社内、執筆を外部に委託したことで、品質の担保と記事数を確保しました。


2.ボーグル

2.ボーグル

引用:ボーグル


「ボーグル」は、福利厚生のアウトソーシングサービスを提供している企業です。広告費が高まる中、見込み客の獲得数をどのように増やしていくかが課題でした。


そこで健康経営や福利厚生などのキーワードに対し、知識がないユーザーをターゲットに絞り込み、コンテンツSEOを実施しました。その結果、オウンドメディア運用から3ヶ月で1日1件の問い合わせ、主要キーワードで検索上位が獲得できました。


3.グロービス経営大学院

3.グロービス経営大学院

引用:グロービス経営大学院


「グロービス経営大学院」は、MBA取得を目的としたスクールです。認知拡大を目的としてコンテンツメディアを立ち上げました。ターゲットが検索しそうなキーワードの洗い出しに注力し、メディア公開から1年でPV数を18倍にまで伸ばしました。


自社の強みを活かしながら、ある程度の検索ボリュームを見込めるキーワードに絞り込んみコンテンツを作成を行ったことで、少ない記事本数で最大の集客効果が得られました。


4.ボクシルマガジン

4.ボクシルマガジン

引用:ボクシルマガジン


「ボクシルマガジン」は、クラウドサービスのトレンドや事業者を紹介するビジネスメディアです。SEOコンテンツを多数投稿していたものの、思ったように見込み客が獲得できずにいました。


そこで体制構築とキーワード選定に注力した結果、3ヶ月で訪問ユーザー数を40万から70万へ伸ばし、見込み獲得数も4,000件に到達できました。


5.イーベイ・ジャパン株式会社

5.イーベイ・ジャパン株式会社

引用:eBay Japan


「イーベイ・ジャパン株式会社」は、越境ECのサポート及び、プラットフォームサービスを提供している企業です。長年、サイト流入をオーガニック検索のみに頼っている点を課題としていました。


課題を解決すべくサイトリニューアルに取り組み、分析ツールを導入。その結果として、アクセス数・コンバージョン数が1.5倍以上に伸びました。



【パターン別】コンテンツSEOにかかる費用


コンテンツSEOにかかる費用を以下3つのパターン別にご紹介します。

  • ​自社でコンテンツSEOに取り組むパターン

  • コンテンツ作成を外注するパターン

  • コンテンツSEOのコンサルティング企業に依頼をするパターン

それぞれのポイントを解説しますので、チェックしてみてください。


自社でコンテンツSEOに取り組むパターン


自社のみでコンテンツSEOに取り組む場合、費用はほとんど発生せず、ドメインとサーバーの利用料金のみでコンテンツSEOを始められます。


費用を抑えられる一方、自社ですべての作業を行わないといけないため負担が大きいデメリットがあります。良質なコンテンツ作成に便利な有料SEOツールを導入した場合、月に数万円の経費が加算されます。


コンテンツ作成を外注するパターン


コンテンツ作成を外注する場合、ライターへ支払う執筆料が別途発生します。おおよそ1記事あたり数千円〜数万円の執筆料が相場で、質の高い記事を求めればその分費用が高くなります。


キーワード選定や構成など、SEOに関する知識はある程度自社でキャッチアップする必要があります。


コンテンツSEOのコンサルティング企業に依頼をするパターン


キーワード選定からコンテンツの執筆、戦略の立案までをすべて外注したい場合は、コンテンツSEOのコンサルティング企業に依頼しましょう。


数十万円〜と高額な費用がかかりますが、プロによる手厚いサポートが受けられます。コンテンツSEOのコンサルティング企業に依頼しながら、自社でコンテンツを作成できる体制作りも同時に検討しましょう。


なお、次のページでは企業に依頼した場合の価格帯に応じた一般的な対応内容について解説しています。費用帯効果を上げる5つのポイントも紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。


参考:【BtoB向け】コンテンツマーケティングにおける費用相場|効果を上げる5つのポイント



まとめ


コンテンツSEOの概要からメリット・デメリット、オウンドメディア成功事例について解説しました。コンテンツSEOは成果が出るまでに時間が必要ですが、一度軌道に乗れば企業の資産になり得る施策です。


できる限り手間をかけずに成果を出したい場合は、コンテンツSEOに精通した業者へ相談してみてください。弊社レイアップではSEO対策をメインにコンテンツマーケティングを支援しています。

  • アクセスを増やしたいけど改善方法がわからない

  • どんなコンテンツマーケティングが自社に適しているか分からず悩んでいる

  • なかなか上位表示できない

といった場合は、貴社サイトを分析して改善をご支援しています。


初めてコンテンツマーケティングに取り組む方でも、相場をお伝えしたり、お見積もりをお出ししたりすることも可能です。


岡山県でコンテンツマーケティングの支援をお探しならレイアップにぜひお問い合わせください。



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