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  • 執筆者の写真光田 直史

【2024年最新版】おすすめのECカートシステム比較10選|機能や種類、選び方まで徹底解説!

更新日:8月2日


【2024年最新版】おすすめのECカートシステム比較10選|機能や種類、選び方まで徹底解説!

「ECサイトを構築したい」「自社に適したシステムを導入したい」このように考える方は少なくありません。しかし、カートの種類は豊富にあり、選び方に迷ってしまうこともあります。


この記事では、カートシステムの主な機能や種類、おすすめをご紹介します。自社に適したシステムを選びたい方は、ぜひ参考にしてみてください。⇒レイアップに相談する(無料)




ECカートシステムとは?


ECカートシステムとは、ユーザーがECサイトで商品を購入する際、必要な機能を備えたソフトウェアです。


ユーザーにとっては、配送先や配送方法の指定などが自動処理されることによって、快適に商品を購入できます。


また、ECサイト運営者においても、処理の自動化によって業務負担が軽減され、効率的な販売が可能です。


さらに、多くのシステムではECサイト運営に必要な機能が備わっており、構築時に導入されます。


主な機能


ECカートの主な機能は「ECサイトで選んだ商品の保存」と「カートに保存した商品の決済」です。また、ほかにも以下のような機能が備わっています。

  • ​商品管理機能

  • 受注管理機能

  • 顧客管理機能

  • 販促管理機能

ここではそれぞれの機能ごとの特徴について解説します。


カート機能


カート機能は、ECカートシステムの基本的な機能です。ユーザーが商品を選んでカートに入れる仕組みとなり、ECサイトへ訪問した人が商品を購入する際に使用します。


そのため、カート機能はECサイトで商品を販売するうえで欠かせない機能のひとつです。


決済機能


決済機能はあらゆる決済方法に対応する機能です。カートに入れた商品を購入・決済するためにあり、以下のような決済方法に対応しています。

  • ​銀行決済

  • コンビニ決済

  • クレジットカード決済

  • キャリア決済

  • キャッシュレス決済

これらの決済方法を導入できますが、ターゲットを広げるためには可能な限りあらゆる手段に対応することが重要です。


商品管理機能


商品管理機能は、ECサイトで販売する商品の情報を管理します。商品ページへ商品の情報を登録し、在庫状況確認や在庫が少なくなったときには通知してくれます。


具体的には、商品ごとに「在庫あり」「売り切れ」などの状況を表示することが可能です。


受注管理機能


受注管理機能は、注文に関する情報を管理する機能です。基本的には以下のような情報を管理できます。

  • ​注文番号

  • 購入日時

  • 顧客名

  • 住所

これらの情報のデータベース化が可能です。また、過去の注文データを検索し、内容を確認することも可能です。


顧客管理機能


顧客管理機能は、会員登録で入力された顧客情報や購入履歴、ポイント情報を管理できます。会員登録したユーザーは、IDとパスワードを入力することにより、決済情報を自動的に呼び出すことが可能です。


また、配送先や購入履歴、獲得ポイントなどの管理もできます。


販促管理機能


販促管理機能は、新規顧客やリピーター獲得のためのキャンペーン展開に使用します。たとえば、期間限定クーポンやポイント発行、購入履歴に基づくメルマガ送信が可能です。


これらの機能を活用することで新規顧客・リピーター獲得に役立ちます。


ECカートの種類


ECカートの種類は、以下の4つが挙げられます。

  1. ​ASP型

  2. オープンソース型

  3. パッケージ型

  4. フルスクラッチ型

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。


ASP型


ASP型は、クラウド上のプラットフォームを使用してECサイトに導入するタイプのECカートです。


レンタルカートやショッピングカートとも呼ばれ、Make shopやshopifyなどが具体的なサービスとして挙げられます。


導入コストが安く、提供会社からサポートを受けられます。また、基本機能がそろっており、保守点検は不要です。


カスタマイズの自由度は以前よりも充実していますが、フルスクラッチやパッケージ型には及びません。


コストを抑えながら独自ドメインでECサイトを運営したい企業に適しています。


オープンソース型


オープンソース型は、無料公開されているソースコードを利用したECカートです。Magentoやcs.cartなどが具体的なサービスとして挙げられます。


開発コストを抑えながら、高いカスタマイズ性が特徴です。しかし、サーバーやプログラミング、Web制作スキルが欠かせません。


そのため、オープンソースを活用した開発に慣れており、コスト削減しながら構築したい企業に適しています。


パッケージ型


パッケージ型は、自社で作成したECサイトにカートを組み込めるソフトです。ec being、ebisumart、EC-ORANGEなどが具体的なサービスとして挙げられます。


フルスクラッチに比べて安価かつ、基本機能に加えて要望に応じたカスタマイズが可能です。


また、初期費用や運用費用はオープンソース型やASP型、ECモールと比べて高額な傾向にあります。


ビジネス規模が大きく、独自性の高いサイトを目指している場合や将来的にカート機能を拡張したい企業に適しています。


フルスクラッチ型


フルスクラッチ型は、独自にECカートシステムを設計・開発します。


システム開発会社やサイト制作会社に依頼し、自社ECサイトや商品、販売方法に合わせてカートシステムの作成が可能です。


カートシステム以外の機能も含め、自由に設計でき、自社のサイト運用に合わせたシステム構築ができます。


しかし、高額なコストや長期の開発期間が必要です。そのため、社内リソースと資金力がある企業に適しています。



ECカートシステムを選ぶ7つのポイント


ECカートシステムを選ぶポイントには、以下の7つが挙げられます。

  1. ​事業規模にあわせて選ぶ

  2. 導入・運用コストで選ぶ

  3. ターゲットやブランディングの方向性から選ぶ

  4. 取り扱う商材にあわせて選ぶ

  5. 機能の充実度から選ぶ

  6. 社内のリソースやスキルで選ぶ

  7. 連携できる外部システムで選ぶ

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。


1.事業規模にあわせて選ぶ


目指す事業規模を考慮して、ECカートを選択することが重要です。具体的には、以下の点を参考に選ぶようにしてください。

  • ​年商1億~50億の大規模サイト:ECサイト構築パッケージ・フルスクラッチ型・パッケージ型

  • 小規模サイトかつ自社EC:ショッピングカートASP

しかし、ASP型でも柔軟にカスタマイズでき、年商1億円以上を対象としたサービスもあります。


いずれの場合も将来的な事業展開を見据えて適切なサービスを選ぶことが重要です。


2.導入・運用コストで選ぶ


初期費用と月額利用料などのコスト面から検討することも大切です。


低コストだけでなく、必要機能や利用しやすさ、セキュリティ強度とのバランスから考慮します。また、コストがサービス内容に見合っているかを確認する必要もあります。


そのため、自社がかけられるコストからもっとも高品質なサービスを比較検討することが重要です。


3.ターゲットやブランディングの方向性から選ぶ


サイトのコンセプトやブランディングの方向性についても、ECカート選びの基準となります。


たとえば、アパレルブランドなどデザインを重視する場合は、自社ECサイト構築が適しており、デザインの自由度が高いサービスを選択するようにしてください。


また、特定のターゲットに商品を広く拡販したい場合は、ターゲット層の集客に強いモールへの出店が効果的です。


4.取り扱う商材にあわせて選ぶ


商品やサービスに合った機能を持つECカート選びも考慮すべきポイントです。具体例を挙げると以下のようなものがあります。

  • ​化粧品:レビュー機能、定期購入機能、オンライン接客機能

  • アパレル:SNS連携機能、画像編集機能、動画再生機能

  • ギフト:複数配送先機能、アドレス帳機能、ラッピング機能

  • デジタルコンテンツ:デジタルコンテンツ販売機能、無料サンプル提供機能、分割払い機能

このように取り扱い商材に合わせて、適切な機能があるカートを選ぶようにしてください。


5.機能の充実度から選ぶ


ECカートシステムを選ぶ際、機能の充実度も確認してください。単に多くの機能を持っているだけではなく、自社商品やサービスに合うものを選ぶことが重要です。


主に求められる機能には、以下のようなものが挙げられます。

  • ​販売方式のサポート:予約販売、抽選販売、まとめ購入割引など

  • 販促機能の充実:メルマガ配信、在庫切れ商品の入荷通知、クーポン・ポイント発行、会員割引、商品レビューやランキング表示

  • 運営効率化機能:商品の一括登録・エクスポート、受注データのエクスポート、送り状や納品書の発行、運送会社連携

6.社内のリソースやスキルで選ぶ


ECサイト運営に必要な知識やスキルを社内でどれだけ準備できるかが、システムを選ぶ際には重要です。


たとえば、集客力に関する知識やスキルが社内になければ、効果的な施策の実施が難しくなります。また、社内に専門知識がある場合はオープンソース型の構築についても可能です。


構築後も社内でシステムを使いこなせるかがポイントとなり、使いやすさについても確認が必要です。


7.連携できる外部システムで選ぶ


既存の外部システムとの連携ができるのかも確認が必要です。システム間でデータ連携することにより、受注管理や発送作業の効率化、購買データの販促活動への活用ができるようになります。


連携できる外部システムの例を挙げると、以下の通りです。

  • ​WMS(倉庫管理・物流システム)

  • ERP(基幹・販売管理システム)

  • 宅配便サービス(送り状発行システム)

  • 決済サービス

  • CRM・MAツール

  • 広告効果測定ツール

  • メール配信・アクセス解析ツール

ECサイトにおける購買行動は、データ分析と改善点の明確化がマーケティングで重要です。


また、システム間の連携は、情報収集と分析の効果的な手段となり得ます。



おすすめのECカートシステム比較10選


おすすめのECカートシステムを10個選び、それぞれの特徴について解説します。


1.BASE

BASE

引用:BASE

​初期費用

​無料

​月額費用

無料

​決済手数料

​3.6%

「BASE」は、初期費用・月額費用が無料で使用できるシステムです。商品カテゴリーに合うテーマの選択ができ、カスタマイズについても対応しています。


また、オリジナルドメインが使用可能であるため、ショップのオリジナリティを出せます。


豊富な決済機能にも対応しており、ほかにも、メールマガジンやレビュー機能、販売・広告出稿機能を提供しています。


さらに、ポップアップ出店サポートもあることから、実店舗販売にも利用可能です。


2.STORES

STORES

引用:STORES

​初期費用

​無料

​月額費用

​フリー:0円、スタンダード:1,980円

​決済手数料

​フリー:5%、スタンダード:3.6%

「STORES」は、初期費用・月額費用・販売手数料が無料で利用できるサービスです。専門知識がなくても、48種類のデザインテンプレートからサイトデザインを構築できます。


物販、ダウンロード販売、デリバリー、テイクアウト受付に対応しており、InstagramやLINEとの連携が可能です。そのため、SNSからのアクセスを見込めます。


また、機能面も充実しており、30以上の機能が備えられています。さらに、実店舗とECサイトのレジや商品在庫の同期が可能です。


3.Square オンラインビジネス

Square オンラインビジネス

​初期費用

​無料

​月額費用

​フリー:0円、プロフェッショナル:1,200円、パフォーマンス:2,200円、プレミアム:6,800円

​決済手数料

​3.6%(プレミアムは3.3%)

「Square オンラインビジネス」は、初期費用・月額費用が無料で利用できるサービスです。さらに、販売手数料や振込手数料、注文キャンセル料もかかりません。


物販、飲食店、サロン、レッスンスクールなどあらゆる業態に対応しており、テンプレートについても豊富です。


また、飲食店向けデリバリーやテイクアウトの事前決済ができ、キャッシュレス端末や無料POSレジについても提供しています。


4.カラーミーショップ

カラーミーショップ

​初期費用

​無料

​月額費用

​フリー:0円、レギュラー:3,300円、ラージ:7,945円

​決済手数料

​4~5%

「カラーミーショップ」は、フリープランを利用することで初期費用・月額費用がかかりません。


ディスク容量200MB、商品登録数は無制限となっており、WordPressプラグインや外部ブログ・サイトへのカート設置も可能です。


また、商品オプション設定や商品カテゴリー設定、掲載期間設定、デジタルコンテンツ販売オプションについても無料で利用できます。


5.Shopify

Shopify

引用:Shopify

​初期費用

​無料

​月額費用

​ベーシックプラン:29米ドル、スタンダードプラン:79米ドル、プレミアムプラン :299米ドル

​決済手数料

​3.25〜4.15%

「Shopify」は、マルチチャネルコマースプラットフォームとなり、約175ヵ国170万店以上で使用されています。多言語、多通貨対応、越境ECサイト構築に適しているサービスです。


拡張機能や独自アプリが豊富にあり、高いカスタマイズ性があります。プランごとに月額利用料が発生しますが、初期費用・販売手数料については無料です。


14日間の無料トライアルが利用できるため、試してから使いたいという方におすすめします。


6.MakeShop

MakeShop

引用:makeshop

​初期費用

​プレミアム:1万円、エンタープライズ:10万円〜

​月額費用

​プレミアム:1万円〜、エンタープライズ:5万円〜

​決済手数料

​プレミアム:3.19%〜、エンタープライズ:3.14%〜

「MakeShop」は、初期費用と月額費用がかかりますが、販売手数料は無料で使えるサービスです。


CSV一括データ登録、外部サービス連携、販促クーポン機能、まとめ買い割引販売予告など650の機能が実装されています。


また、決済方法と代行サービスの豊富さが特徴となり、ネットショップを開きたいけれど人材、ノウハウ、作業時間がない企業に最適です。


7.e-shopsカートS

e-shopsカートS

​初期費用

​10,000円

​月額費用

​スタンダードプラン: 3,500円、ビジネスプラン:4,900円、エキスパートプラン:7,900円

​決済手数料

​3.6%

「e-shopsカートS」は、初期費用と月額費用は必要ですが、売上手数料が無料となっているサービスです。


商品点数や利用可能機能に応じて3つのプランを提供していますが、最高額プランでも7,900円とリーズナブルな費用で利用できます。


また、アップデートについては月に1回実施され、常に最新の状態を保持することが可能です。


WordPressなど既存サイトにECカートの設置が可能であるため、あとからECカートを設置したい企業に適しています。


8.futureshop

futureshop

​初期費用

​22,000円~

​月額費用

​22,000円~

​決済手数料

​3.5%

「Futureshop」は、初期費用や月額費用が必要となりますが、販売手数料が無料のサービスです。登録可能商品数の上限に応じて、5つのプランを提供しています。


マルチデバイス対応やメールマガジン配信や予約販売、入荷お知らせなど、アパレル・ファッション向け機能が充実しています。


また、実店舗とECサイト連携に強く、デザインの自由度が高いことが特徴です。ほかにも豊富な外部ツールとの連携機能が魅力だといえます。


9.shopserve

shopserve

​初期費用

​15,000円

​月額費用

​22,000円、25,200円

​決済手数料

​3.57〜4.58%

shopserveは、強力なセキュリティ対策と高速レスポンスが特徴のECカートシステムです。過去の購買データに基づく不正受注の検知とアラート機能が実装されています。


また、HTML/CSSやJavaScriptによるカスタマイズ性が高いことが特徴です。


ほかにも、商品の一括登録をスピーディーにできるため、商品数の多い企業においては、運用負荷の軽減が期待できます。


10.EC-CUBE

EC-CUBE

引用:EC-CUBE

​初期費用

​無料

​月額費用

​6,800円~

​決済手数料

​契約に準じる

「EC-CUBE」は、カスタマイズ性が高く、ランニングコストを低く抑えられるオープンソースECカートシステムです。


800種以上のプラグインによる機能拡張と豊富なデザインテンプレートがあり、柔軟にカスタマイズできます。


また、不明点があったとしても、5万人以上のユーザーコミュニティで情報交換やセミナーを通じて、解消するための情報を得ることが可能です。



ECカートでよくある3つの質問


ECカートでよくある質問には、以下の3つが挙げられます。

  • ​質問1.ECカートとECモールの違いは?

  • 質問2.ECカートシステムを導入するメリットは?

  • 質問3.無料版と有料版ECカートの違いは?

ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。


質問1. ECカートとECモールの違いは?


ECカートとECモールの違いは、以下の通りです。

ECカート:自社ECサイト構築に必要なソフトウェア

  • 自社で自由にカスタマイズしてECサイトを立ち上げ可能

  • 商品のブランドや世界観、コンセプトを伝えやすい

ECモール:複数のショップが集まるテナントショップのようなサイト

  • 既存の決済機能などが備わっているため、ECカートの導入不要

  • 販路拡大のため、自社ECサイトとECモール両方に出店する事業者も多い

質問2. ECカートシステムを導入するメリットは?


ECカートシステムを導入するメリットには、以下のようなものが挙げられます。

  • ​ECサイト運営に必要な機能がそろっている

  • 初期・月額費用を抑えて導入できる

  • 専門知識が不要で簡単に導入・運用できる

  • 売上データが見やすい

  • 保守運用はベンダーが行い、常に最新状態で運用できる

このようにカートシステムを導入することによって、運営の効率化が期待できます。


質問3. 無料版と有料版ECカートの違いは?


無料版と有料版ECカートの違いには、以下のようなものが挙げられます。

  • ​搭載されている機能数の違い

  • ECカートの種類の違い

  • セキュリティと信頼性の違い

  • サポート範囲の違い

  • インフラの耐久性(アクセス数など)の違い

  • カスタマイズの自由度の違い

  • 価格差はこれらの理由により生じる

コストを支払う必要はありますが、その分だけあらゆる機能を活用できるようになります。



まとめ

ECカートシステムに関することを解説しました。適したシステムを利用することで、効率的なシステムを構築できます。


また、ECカートの種類ごとにメリット・デメリットが異なりますので、事前に確認することが必要です。


さらに、初期費用無料から利用できるECカートシステムについてもご紹介しました。これからECサイトを構築する方は、ぜひ参考にしてみてください。


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