デジタルマーケティングの効果を最大化するためには、複数の広告媒体のパフォーマンスを正確に把握し、効率的に管理しなければなりません。
このような課題を解決するためのツールとして注目を集めているのがアドエビス(AD EBIS)です。
本記事では、 アドエビスの概要や利用するメリット、おすすめのユーザーについて解説します。また、主な機能についても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。⇒レイアップに相談する(無料)
アドエビス(AD EBIS)とは?
引用元:AD EBIS
アドエビス(AD EBIS)は、株式会社イルグルムが提供する広告効果測定プラットフォームです。
1万件以上の導入実績があり、広告効果測定市場において売上No.1、顧客満足度92%といった信頼性の高い実績を誇ります。
また、このツールは、APIを利用してさまざまな広告媒体と連携し、自社サイトへのすべての流入を正確に計測し、コンバージョンまでの過程を可視化します。
これにより、コンバージョンが発生していない広告媒体の特定も可能です。
アドエビスを利用するメリットは5つ
次に、アドエビスを利用するメリットについて解説します。
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それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
1.広告の正しい成果が測定できる
アドエビスは、記事広告やディスプレイ広告のインプレッション数、ビュースルーコンバージョン数の計測はもちろん、自然検索やSNSなど広告以外のチャネルの効果もリアルタイムで正確に計測できます。
現代の複雑なビジネス環境において、マーケティング活動の多様化とともに、広告効果の正確な計測とデータの活用は事業の発展に不可欠です。
しかし、個人情報保護の厳格化により、個人の属性情報の利活用とプライバシー保護の両立が課題となっています。
アドエビスは、それぞれのチャネルのマーケティング施策がコンバージョンにどの程度寄与しているかを顧客単位で正確に計測し、マーケティング成果をデータに基づいて判断できます。
2.複数の広告媒体の比較や分析ができる
複数の広告媒体を利用する際には、効果の高い媒体と効果の低い媒体を把握し、それぞれ改善する必要があります。
一般的に、この作業はそれぞれの広告媒体の管理画面からデータをエクスポートしなければならず、ひとつにまとめて比較や分析するには手間がかかります。
しかし、アドエビスを利用すれば、すべての広告媒体データが1つの画面で確認できるため、比較や分析がスムーズです。
3.初心者でも簡単に操作できる
Webマーケティングのツールは海外製のものが多く、うまく使いこなせないケースも少なくありません。
しかし、アドエビスは日本製のツールであり、広告の進捗状況を一目で把握できるわかりやすいデザインが特徴です。
初めて利用するユーザーでも理解しやすく、マニュアルやトレーニングも充実しているため、導入後のサポートも手厚く受けられます。
また、初期設定から計測、分析、そして実務での活用まで全面的なサポートが提供されているため、確実に運用できるレベルまで引き上げてくれます。
これにより、コストを無駄にする必要がなく、社内や組織内での運用もスムーズです。
4.広告以外のデータも集約できる
アドエビスは、Webマーケティングにおける複雑なデータやさまざまな集客チャネルからの流入を集約し、一元管理できます。これにより、単体では役に立たない情報も情報資産としての活用が可能です。
また、アドエビスはWeb広告に限らず、広告以外のマーケティングに必要なデータも集約・管理できるため、マーケティング全体の理解と把握に役立ちます。
このため、Webマーケティングにおける全体像の把握とデータの一元管理も容易です。
5.CNAMEトラッキングによる計測ができる
アドエビスは、プライバシー保護に配慮したトラッキング技術も提供しています。
近年、Apple社などがトラッキング防止機能を実装するなど、プライバシーに対する関心が高まっているなか、アドエビスは2019年10月より「CNAMEトラッキング」を導入しています。
この方法により、従来のcookieとは異なり、ユーザーの行動履歴が第三者に渡るおそれがなく、プライバシーを保護しながらの正確な計測が可能になりました。
さらに、2022年末には「1st Party Cookieプログラム」をリリースし、シンプルかつ高精度なトラッキングを実現しながら、Cookie規制にも対応しています。
アドエビスの利用がおすすめできるユーザーの特徴は3つ
次に、アドエビスの利用がおすすめできるユーザーの特徴について解説します。
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それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
1.複数の広告媒体を運用している
アドエビスの利用がおすすめできるユーザーの特徴として、複数の広告媒体を運用しているケースが挙げられます。複数の広告媒体を運用する場合、それぞれの媒体の効果を正確に把握するのは困難です。
しかし、アドエビスは、これらの媒体の広告効果を一元管理し、詳細な分析データを提供します。これにより、広告予算の最適化や効果的な戦略の立案が可能になります。
広告キャンペーンのパフォーマンスを向上させたい企業にとって、アドエビスは非常に有用なツールの1つです。
2.広告媒体ごとの効果を分析したい
アドエビスは、広告媒体ごとの効果を詳細に比較・分析したい方にもおすすめです。多くの場合、広告の効果はCPAやコンバージョンなどを基に分析されますが、これだけでは不十分です。
たとえば、コンバージョンが発生していなくても、間接的に貢献している広告媒体もあります。
アドエビスを使用すれば、ユーザーがコンバージョンに至るまでに接触した広告媒体とその順番を可視化できます。
その結果、コンバージョンに結びついていないものの、効果がある広告媒体の確認が可能です。
3.広告の費用対効果を改善したい
広告の費用対効果を高めたい方にも、アドエビスがおすすめです。
複数の広告を利用している状況で、コンバージョンの悪い広告を停止した結果、広告全体の成果が悪化する場合があります。
しかし、アドエビスでは、広告のコンバージョンだけでなく、接触頻度や認知度を考慮した広告成果を可視化できます。
さらに、どの広告の予算をどれくらい削減するべきかをシミュレーションできるため、広告の成果を損なう心配がなく、予算の最適化が可能です。
アドエビスの主な機能は5つ
次に、アドエビスの主な機能について解説します。
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それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
1.データ管理機能
アドエビスのデータ管理機能は、さまざまな広告媒体からの流入データを集約し、一元管理する機能です。
一般的なツールの場合は、広告媒体ごとに異なるフォーマットやデータの出力が必要となり、それらを集約する作業は手間と時間を要します。
しかし、アドエビスのデータ管理機能を利用すれば、複数の媒体からの情報を集約しても、重複や漏れがなく、シームレスなデータ管理と活用が可能です。
2.計測機能
アドエビスの計測機能は、ユーザー単位での計測とインプレッションの計測が可能です。これにより、それぞれのマーケティング施策ごとの効果を詳細に分析できます。
ユーザーが単一の施策でコンバージョンする場合もありますが、複数の広告を見た後で最終的に商品購入やサービス利用につながるケースも少なくありません。
どの施策にユーザーが反応し、最終的にどのタイミングでコンバージョンに至ったかが明確になれば、施策の効果を最大化するための改善が可能になります。
具体的には、「どの施策から流入したか」「流入後の動き」「コンバージョン(CV)に関するデータ」をすべて計測できます。
これにより、どの施策の効果が高いのかが明確に理解でき、より効果的なマーケティング戦略の構築が可能です。
3.レポート機能
アドエビスのレポート画面は誰が見てもわかりやすい設計になっており、リアルタイムでの進捗確認や過去の推移などを自由にカスタマイズできます。
このような見やすいダッシュボードにより、すべての広告の進捗が一目で把握できるため、それぞれの広告の管理画面にアクセスする手間が省けます。
さらに、簡単にレポートを表示できるため、PDCAサイクルを円滑に回すためのデータ分析もスムーズです。
4.サイトコンテンツ機能
Webマーケティングは非常に複雑であり、媒体ごとに評価するだけでは不十分です。アドエビスは、媒体ではなくユーザーを軸にして、広告がコンバージョンにどのように寄与しているか計測します。
この計測は過去10回分のデータをデバイスを横断して行われ、それぞれの施策の得手不得手を明確にします。
さらに、アドエビスはどの広告媒体からコンバージョンが発生したのかという情報だけでなく、「どの施策に」「どの順番で」接触したのかも可視化することが可能です。
これにより、ユーザーが最初に接触した広告や最終的にコンバージョンに至った広告など、ユーザーの流入経路を詳細に把握できます。
5.アトリビューション分析
アドエビスはアトリビューション分析機能も備えており、広告の効果をラストクリックするだけでなく、「認知」や「接触頻度」も考慮して可視化します。
これにより、広告の直接的および間接的な効果を明確にし、ラストクリックに基づくCVが発生しない広告媒体の効果を把握できます。
また、広告媒体ごとの予算最適化シミュレーションにより、予算の増減を適切に判断することが可能です。
アドエビスとはでよくある3つの質問
最後に、アドエビスとはでよくある質問をご紹介します。
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それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
質問1.アドエビスとGoogleアナリティクスの違いは?
アドエビスとGoogleアナリティクスの最大の違いは費用面です。
アドエビスは有料であり、その料金はプランによって異なりますが、利用には必ず費用が発生します。一方、Googleアナリティクスはすべての機能を無料で利用可能です。
また、アドエビスはアトリビューション分析が可能なツールであり、ユーザーの流入経路すべてを可視化できます。
Googleアナリティクスもアトリビューション分析の機能を備えてはいますが、デフォルトの設定では利用できず、自分で設定しなければなりません。
さらに、アドエビスのサポートは顧客満足度が92%と非常に高評価で、操作方法や活用方法についてのサポートが受けられます。
しかし、Googleアナリティクスはサポート対応がなく、問題解決にはインターネットでの検索や知識のある人に尋ねる必要があります。
質問2.連携できる主要な外部サービスは?
アドエビスは、広告効果測定プラットフォームとして単体で利用するだけでなく、外部サービスとの連携機能を備えています。連携できる主な外部サービスは以下のとおりです。
用途 | 連携可能なサービス |
広告配信 / 運用管理 | Google/Yahoo!/Gyro-n DFM/Become Feed Platform(BFP)/Smart Canvas |
DMP | Treasure Data CDP |
クラウドストレージ | Amazon S3/Google Cloud Storage |
BI / レポーティング | datorama/glu/DOMO/アドレポ |
MA / CRM / SFA | Salesforce/CustomerRings/Marketo/うちでのこづち/LTV-Lab/通販マーケッター |
Web接客 | ChatPlus |
リサーチ / モニター | 楽天インサイト/GMOリサーチ/D&M/インテージ |
これにより、アドエビスが収集したデータをほかのサービスと共有したり、そのデータを基にした広告配信が可能です。
質問3.アドエビスのプランや料金は?
アドエビスの料金やプランは3種類あります。
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それぞれのプランはクリック数およびPV数で区切られており、数字が大きければ個別の見積りが必要です。また、初期費用や導入支援プログラム、電話サポートも無料です。
このように、導入から運用、活用に至るまでのサポートはほぼ無料で提供されており、信頼できる運営元で安心して利用できます。
まとめ
本記事では、アドエビスの概要や利用するメリット、おすすめのユーザー、主な機能について紹介しました。
アドエビスは、広告効果測定ツールとして多くの企業で利用されています。正確な広告成果の測定や複数の媒体の比較・分析が可能であり、初心者にも使いやすい設計が魅力です。
また、広告だけでなく、ほかのデータの集約もでき、CNAMEトラッキングによる精度の高い計測も可能です。
さらに、データ管理や計測機能、サイトコンテンツ機能、アトリビューション分析など、多彩な機能を備えているため、複数の広告媒体を運用し、費用対効果を改善したいユーザーに適しています。
なお、弊社レイアップではSEO対策をメインにコンテンツマーケティングを支援しています。
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